呼吸の原理


[:ja]孝武流では最初(初級)の段階では「自然呼吸」である。なぜなら人間習い事は初め、師匠の教えをまねすることから始まり、型を覚えることで精一杯である。

たとえば普通歩くとき呼吸は考えていない自然である。これでいいのである。

中級からは動作と呼吸が一致するようにする。

この段階を踏まないで最初から呼吸を意識すると、混乱して逆効果である。

呼吸法は、受けで吸って突くときに吐きます。吐いたら吸うことしかできない。でも、最初からこういうことを考えていては正確な動作が出来ない。

呼吸法は短く吸って長く吐くことをくりかえし行うことで自らの内臓を強くし、健康な身体を作ります。そして肉体が健康になれば頭の回転もよくなり、学問も集中できます。身体が弱ければ勉強に集中することはできない。

上級になると、動作と呼吸が一致し全体重をのせると同時に陰陽のバランスを保ったまま相手の動きに合わせて自在に変化するようにしなければならない。

自分自身の感覚を磨いて技にすることが重要である。[:]